牽牛星のよろず日記

自分の興味あることを思うがまま記述したいと思います。

サッカーユニが高すぎる

改めて言うことではないと思うが、僕はサッカーファンだ。多分、、笑

 

というのも、このブログの読者なら、お気づきだと思うが僕は脱構築マニアである。既存の古典アーカイブからの引用により現実的な課題を解決するアプローチを溺愛している。

 

サッカー界ではグアルディオラ、映像界では庵野秀明、アイドル界では秋元康

 

このような人間のアプローチを見ることを何より幸福と捉えている。

 

そんなわけで、僕はペップヲタク、サッカーファンというのは、いささか絶妙なアングルからのフットボール界隈への参入だったため、純正サッカーヲタとは言えないのである。

 

そこに来て、自分は理系大学院生であり素材とテクノロジーに関する研究に日々を費やしている。そして衣類やウェアに対しても少しばかり興味を持っている。

 

そんな複雑すぎる要因によって構成される自分が行き着く問題が、今回のタイトルである。自分は物の値段に対して、ある種の合理性的な原理を信奉している。

 

素材とテクノロジーが相応のものが用いられていないような過剰な価格設定に関しては、一律で”ぼったくり”と断じるコスパ過激派モンスターに吾輩は墜ちてしまった訳です。

 

そんな僕にとってサッカーのユニフォームは、異常な価格に感じてしまい。ククレジャへのオーバーペイを恐れてチキってしまう某水色球団幹部のようにボッタクリに感じて、一枚も購入したことはない。

 

ただ自分はサッカーユニフォームを一枚持っている。大学の先輩からもらったフィーゴのサイン入りインテルユニである。

 

というわけで実際に購入したユニは皆無である。

 

そもそも、ポリエステルのペラペラの生地にどこぞの営利団体のスポンサー名がシールでベタベタ貼ってあるだけの代物が数万円するのはどういうことなのだろうか?

 

 

である。

 

おそらくユニフォームは、お布施なのだ。商品というより、集金装置をオブラートに包んだものなのだろう。ハイブランド商品もそうだろうし、この類の食い扶持にケチをつける事はない。自分は金を出さないだけである。

 

ハイブランドの素材とテクノロジーを考えると異常な価格の商品、サッカーのユニ、統一教会の教祖の異常に高い書籍、これらは自分の中で同列のものと認識している。

 

サッカーのユニというと、日本のJリーグのものはなかなかに高いらしく、ヴィッセル神戸のユニフォームはレプリカが2万円、オーセンが3万5000円だそうだ。

 

そこで今回は、、、

 

 

 

ヴィッセルのオーセン3.5万あれば買えるもの紹介のコーナーーーーー

 

 

 

ということで今回はですね。3万5000円で買える、技術とテクノロジーが詰まった僕がオススメする商品を紹介します。

 

①LW製のスウェット系製品

 

1960年代まで、スウェット製品の製作には吊り編機が用いられていました。職人が付きっきりで稼働させ1時間に1メートルしか編めない技術で、技術革新に伴い、シンカー編機の登場で生産性の悪さから敬遠されていきます。20倍を超える生産効率をもつシンカー編みを多くの会社が優先したのは当然と言えば当然なのでしょう。

 

しかし、吊り編みは編み針がドイツのグロッツベッケルト社(以外に製作していない絶滅危惧技術)が製作している髭針が用いられ空気を含みながらゆっくりと柔らかに編んでいきます。シンカーだと常に一定の引力で引っ張りながら高速で編み上げます。

 

シンカーだと高速で強制的に巻き上がった生地を巻き取り続けるので、糸、編み針、生地にそれぞれテンションがかかってしまうため、出来上がりの柔らかさには大きく影響を及ぼします。

 

生産効率は悪いが、柔らかで耐久力のあるスウェットを編み上げる吊り編み技術は多くの服ヲタクを唸らせ評価を集めてきました。しかし、この生産効率の悪さは価格の高騰を招き、また出来上がりも遅いので大規模販売が難しく圧倒的な安価で売り出されるファスト系に押し負け残念ながら大衆の耳目を集めるには至っておらず、生産拠点も少なく技術も職人の継承問題を考えると将来的には消失する可能性を否定出来ないのが吊り編み技術と言えます。

 

そんな吊り編み技術が用いられたループウィラーの商品は厚くても柔らかく、希少性も高いため、2万円ほどしても、その技術の保全に寄与できるので個人的には高いと感じません。フードの立ちもいいですしフーディもおすすめ。

 

LWは01,05,09のクラシックスタイルや250,264,290の現代的なスタイルや313,322,323のゆったりスタイルの3シリーズが主に展開されています。個人的には重ね着可能で温度調節もしやすいジップフーディの290(22000円)をオススメします。

 

ヴィッセル神戸のオーセンよりも安くて、おそらく耐久性で考えてもLWは高いかと。

 

www.loopwheeler.co.jp

 

 

②防寒具

 

いやー惜しいんですよねぇ3万5千円って、何故かと言うと、ノースの大人気ダウンジャケットであるヌプシが値上げしちゃって3万7千円になっちゃったので笑。まぁそれでも神戸のユニに2000円足すだけで、高機能ダウンジャケット買えるので、普通にオススメなんですけどね。

 

それでもサンダージャケットは2万8600円ですし、重ね着にもいいんですよねぇ。意外と隠れた人気アイテムだと思います。

 

防寒着で言うと、ワークマンのEUROアルティメットデュアルフーディ4900円はめちゃくちゃおすすめです。撥水加工もされ、袖とフーディも取り外し可能で3シーズンに対応し、完全防寒着として極寒にも対応します。それが、この安さ、まさかの五千円切り、ヴィッセルにも見習ってほしいですねぇ。

 

lilin18thangel.hatenablog.com

 

ダウンは手間もかかってコスパも悪いとは以前ブログで言いましたが、サッカーのユニに比べれば、めちゃくちゃコスパ良いですね笑。

 

モンベルの800FP超えのスペリオダウンなんて1万円ちょいですよ。というかヴィッセルのオーセン1枚買うならワークマン行った方がいいですよ笑。冬越せますよオーセン1枚の金銭で。

 

www.montbell.jp

 

www.workman.co.jp

 

 

一番のオススメはアークテリクスのアトムLTフーディ31900円です。何度も言いますがダウンは水に弱く着れる状況が限定されます。しかし化学繊維のインサーレーションなら問題ありません。洗濯もダウンより容易ですし、特にアークのアトムシリーズは本当に素晴らしいと感じます。素材もテクノロジーも搭載されてますし、35000の範囲だとARまで綿を入れると予算オーバーですが、いくつかのアトムは買えますので、御一考あれ。

 

arcteryx.jp

 

③スニーカー

 

スニーカーのオススメブランドとしては自分はニューバランスを薦めてきました。履き心地も良く機能性にも優れており最高のアイテムを提供してくれています。

 

shop.newbalance.jp

 

特に僕は880Gというゴアテックス搭載のスニーカーを愛用しています。この価格も1万6千円程度ですからね。ヴィッセルのオーセンで2足程度いける訳です。880は幅広サイズも出ているので日本人の甲高幅広でも安心して履きやすいんですよねぇ。ラグジュアリーシリーズのもので確かに3万円を超えるものはありますが多くの商品は神戸オーセン予算で収まります。

 

そして、履き心地の良さを求める僕がオススメするブランドがHOKAです。

 

www.hoka.com

 

軽くて歩きやすく柔らかな履き心地に包まれるクリフトンは1万6000円、柔らかな履き心地でふわふわとした天国に飛ばされそうな履き心地のボンダイは2万3100円、ゴアのついたスニーカーも販売されており、カハGTXはミッドでなければ神戸オーセン予算に収まる3万2000円ですし、HOKAは本当に素晴らしい履き心地を実現するテクノロジーが搭載されているので、是非とも試し履きでも良いので履いてほしいですね。神戸オーセンより安いので笑

 

まぁ、これ以上書いてくと、もう数え切れない3万5000円以内のオススメ商品が凄まじい個数羅列することになるので。この辺で。

 

 

最後に

 

ここまで長々とコスパの観点からサッカーのユニフォームを槍玉に上げてきました。ただ購入してる人は強制的に購入しているわけではないでしょうし、価値基準は人それぞれですし、そこにケチは付けません。ただ、ポリエステルペラペラシャツを数万円で購入してスタジアムに足繁く通う人々は本当に素晴らしいと思います。これは皮肉ではなく。

 

本当に、そのクラブの財政に貢献したいという気持ちがなければ出来ないと思います。まさに僕のような人間からすればオーバーペイにしか思えないので。

 

神戸のオーセンの価格でどれくらいのものが買えるのか、それが伝わればと思い色々書いてきましたが、購入されてる人は重々承知なのでしょう。ただ、自分は乗れないなぁと思いました。Jリーグの定点観測には参加出来そうにないなぁと。

 

最近、fcfaというサッカーアパレル系販売業者による杜撰な対応を非難するツイートを見つけつくづく色々と乗れないなぁと感じる次第で、自分はサッカーのユニフォームを購入することは生涯ないでしょうし、ま、そういう人間なんでしょうね、僕は。

 

物の値段に対しての考えが浅いと痛罵してくる人間もいるのでしょうし、ま、人それぞれなんでしょうかね?

 

SDGsだとか言って、”これは環境に配慮した商品なんです、まぁそれで少しお値段は高くなるんですけどね”とか言う人間が売値を釣り上げたくて、自身の商売に都合の良いテーマをブームにしようとする醜い悍ましい集金の悪魔にしか見えない僕にとっては、サッカーのユニフォーム購入のムーブには口を挟まない方が良いのかもしれません。

 

以上、神戸のオーセン買うならヌプシ買うわ勢のコスパの悪魔牽牛星でした。