牽牛星のよろず日記

自分の興味あることを思うがまま記述したいと思います。

冬備え・インサレーション編

 

lilin18thangel.hatenablog.com

 

以前、こういう記事を書きました。この記事では、僕の愛するアウトドアブランドの話を初心者向けに書きました。そして、アウトドアブランドが輝くのは冬。それは機能性に優れたウェアは寒くなると有用さを増し、アウトドアブランドの商品紹介のYouTuberさんもよく”冬は稼ぎ時”と仰っています。

 

ただ、今は10月初頭、冬と言うには早すぎないかと思いの方も多いでしょう。寒くなってからでいんじゃない?と

 

ただ、そう考える人は少なくないので、いざ寒くなってから防寒着を買いに行こうとすると人気モデルは売り切れで再販見込みも不明で打つ手なし。途方に暮れる。

 

このような事態に陥る事は少なくないでしょう。

 

では、いつ頃から動き出すべきなのか。その答えが10月です。

 

早くも10月初頭から人気モデルは予約や発売が始まり、年末年始に向けて早くも商戦が開始されることになります。

 

そこで、今回は秋冬のおすすめウェアの紹介と私見を述べることにします。

 

 

1-1 ダウンの弱点

 

まず冬のアウターとなると基本的にはコート、ダウンジャケットが列挙されます。しかし、これは声を大にして言いたいのがダウンは出来るだけ買わないほうが良いということです。

 

まずダウンを買わない方が良い理由が2つあります。

 

1、コスパが悪い

 

アウター、それもアウトドアブランドのものとなると値段は数万円になります。関西人の僕にとっては”元を取れる”かは重要です笑。ダウンジャケットを着る時期は結構限られるところがあります。寒くなってからでないと着るのは厳しいでしょうし、そしてダウンの天敵の水。もっと言うと雨が降っている時です。

 

雨に濡れるとダウンは保温性は失われ、水分を取り除かないとカビが生えてしまったり台無しになります。なので寒いけど雨が降らない時以外はアウターとしてのダウンは着ることは出来ないのです。

 

防水、撥水性能を付けるとなると更に金銭は弾みます。ゴアテックス級となると+5000円はマストで計上されます。そうなってくるとアウターとしてコスパが良くないのです。

 

2、洗濯が面倒

 

ダウンは水に弱いと前段で申し上げましたが、濡れるとダウンは台無しになります。そして濡れた際ダウンは弱体化し引きちぎれやすくなります。では勢いよく水の中でかき回したらどうなると思いますか?例えば洗濯とか。

 

答えは大惨事になります。なので洗濯機に放り込んで洗うことは出来ません。ダウン用の洗剤を使ってぬるま湯で手洗いし水分をよく絞り部屋干しし、乾燥機に入れてダウンの膨らみを回復させて洗濯完了です。こんな手間暇を1着のダウンにかけたいですか?

 

結局のとこ前段同様コスパが悪いんです。大して使いもしない、管理も面倒、水気対策もやらなきゃいけない。もう大変ですよね。

 

1-2 解決策

 

ではダウン系はどうすれば良いのか?

 

答えとしてはミッドレイヤー系の薄いものを買う、もしくはゴアのついた雨でも大丈夫なダウンジャケットが理想でしょう。まずミッド系であれば薄いですので洗濯もしやすく、雨耐性がなくても問題はないです。またゴアが付いていれば雨天でも羽織れますのでオススメです。まぁそれでも面倒なのですが笑。

 

そしてダウンを僕は否定しますが中綿ジャケットは否定しません。より具体的に言うと化学繊維系の中綿ジャケットが理想的です。

 

化学繊維であれば、まず洗濯機に放り込んで洗えます。乾燥は部屋干しですが幾分か楽ですし、化学繊維は乾燥が早いので多少の雨でも問題はないはずです。流石に台風クラスの暴風雨では無理でしょうけど、ダウンよりも個人的には優れていると言えます。温かさはダウンに負けてしまう部分はあるでしょうけど、各社の中綿の開発も進んでいて、もう化繊ジャケットで十分だと個人的には感じる次第です。

 

 

1-3 おすすめ商品

 

これまで語ってきた中綿系、いわゆるインサレーション、断熱中綿素材を活かしたアウターやジャケットについておすすめ品を紹介します。

 

●アトム系(アークテリクス)

 

人気アウトドアブランドのアークテリクスの最高傑作アトム。コアロフトという化学繊維を用いられているので、洗濯機での洗濯も可能で撥水機能も有しリブで袖口は締まり、ドローコードで胴回りのコールドスポットも消せる。

 

アトムは十数種類存在し、All Round(AR)、LighT(LT)、Super Light(SL)の3種類に加えてフードの有無やベスト型など様々なものが存在します。

 

個人的にオススメなのはSLフーディとLTジャケットです。

 

まずSLはソフトシェルとして運用できるので夏以外は使え元を取りやすいです、また薄いのでフードの中に押し込んで持ち運びやすくもなります。胴体部分にしか中綿がないため、春秋に僕はよく使用しています。

 

LTは動きやすさと温かさが丁度良くバランスの取れたウェアです。ARほどモコモコはしていませんが、これくらいの方が良いと思います。ARほど綿を入れると結構大柄で若干重く、また洗濯機に放り込むのも色々大変なので(ネットとか大きさ的に)。

 

●ノース系(ノースフェイス)

 

アウターといえばノース。商品をずらずら並べても大変なのでまとめて述べます。

 

アウトドアブランドで日本で一番人気のあるブランドこそノースフェイスで、巷でよく見かけると思います。そんなノースの一番の武器がアウターです。ヌプシ、バルトロ、ビレイヤ、マウンテンダウン、ヒマラヤン、数々の人気商品が存在します。

 

ただ何度も申し上げる通りダウン系はあまり僕は勧めません、特にアウターは。マウンテンダウンはゴアテックス仕様なので完全防水ですが、ヌプシは濡れると台無しですし、気候によって着用が制限される部分は否定できません。

 

ですのでミッドレイヤーとして使えるサンダージャケットを勧めます。

 

ダウン商品ではありますがシンプルで使いやすく、グレーのパーカーと相性の良い黒色のサンダーは個人的に大変重宝しています。ループウィラーのパーカーの上にサンダーは僕の秋冬の制服なので笑。

 

そしてノースと言えば、フリースであるデナリジャケットも有名です。フリースに関してはパタゴニアのレトロXも知られていますが正直防風フリースはユニクロで十分だと思います。細かい事言い出せばキリないですが、レトロXでなくとも安価で、このクオリティならユニクロで十分だなと思います。ユニクロのチェスターコートもカシミア混なのに2万円を切っていたり最近のユニクロはかなり良いと感じます。

 

 

●お買い得品

 

ここまで紹介してきた商品は、どれも数万円するものばかりで、そんなの買えないよーという人も少なくないはずです。また今シーズンは物価高騰の影響で昨季の定価よりも数千円上がっているのも痛く、この冬は安く済ませたい人もいるでしょう。

 

そんな苦しむ庶民の味方がモンベルとワークマンです。

 

モンベルのスペリオダウンラウンドネックは800FPの高級ダウンが使われていて1万ちょいで購入出来てミッドレイヤーとしてめちゃくちゃ重宝します。他のブランドなら数万円とるクラスの商品なのでコスパ高いです。

 

そしてワークマンですが、マウンテンダウンジャケットそっくりのイージスダウンは本当にコスパ良いです。加工なので防水とは言い切れませんがノースのマーク除いただけやろコレという出来です。

 

ヌプシブーティそっくりのケベックや、ユーロアルティメットデュアルフーディは白黒のデザインのものは特にカッコよく防寒着としても優れていますし超オススメ。

 

ワークマンはめちゃくちゃコスパの良い防寒着があるので、一度覗いてみてください。高級アウトドアブランドとは異なった高スペックハイコスパ商品に出会えると思います。

 

 

 

1-4 購入方法と注意点

 

まず、インサレーション系についてですが、中綿は勝手に温かくはなりません。地肌からの放熱を逃さない事によって保温することで温かくなります。ですので、いかに地肌に密着させて温度を”かき集め”いかに外へ逃さないか、が保温を考えると重要になります。

 

ですので、コールドスポット、つまりは隙間を減らしタイトに体表に近づける事が重要になるわけで昨今のオーバーサイズでダウンジャケットを着るのは保温性を考えると適切だとは思わないのが本音です。

 

ですのでサイズ感は本当に重要になります。

 

なるべく店頭などで現物を試着することを強く、強く、強ーーーく勧めます。

 

ですので実際に着てサイズ確認をしましょう。アウトドア系であればドローコードで隙間を消すことも出来ますが、防寒着として選ぶなら出来るだけジャスト目、目安としてはロンT一枚を着た際に上から着てちょうどくらい。もちろん動きづらいならやめるべきですが。

 

購入場所はどこでも構いません。ただし試着せずに購入するのはサイズ感という保温性能にとって一番大切なので、お気をつけてください。