牽牛星のよろず日記

自分の興味あることを思うがまま記述したいと思います。

アニメ

マフラーを巻きし男の決闘(シン・仮面ライダー評論)

1971年4月~1973年2月までテレビ朝日で放送されていた仮面ライダー。現在に至るまで多くのファンを生み出し、そのフォロワーにより様々な仮面ライダーが作られてきた。 仮面ライダー生誕50周年企画として、何度目かのリブートが計画。監督に選ばれたのは、脱…

3.11トリロジー(『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』批評)

11/11(金曜)新海誠の最新作『すずめの戸締り』が公開された。本ブログは脱構築が大好きな自分が愛する様々な脱構築アーティスト ペップ・グアルディオラ 庵野秀明 秋元康 といった面々のプロダクトに焦点を当ててきた。そして現在の”大作画時代”の旗手にして…

『違い』が招く『平等』の終わりの物語(五等分の花嫁評論)

①作品概要説明 ②現実よりの使者との邂逅 ⑴風太郎の現実 (2)五つ子の理想 ⑶理想郷の揺らぎ ③完備性ゆえの難しさ (1)不可弁別性 (2)アニメ化の困難さ ④互換性に見る声優界 (1)声優特需 (2)五等分の花嫁に見る命題 ⑶これからの声優 ⑤最後に ①作品概要説明 『五…

まごころをこめて『執着の円環』に終結を。(シンエヴァ評論)

『僕が「娯楽」としてつくったものを、その域を越えて「依存の対象」とする人が多かった。そういう人々を増長させたことに、責任をとりたかったんです。作品自体を娯楽の域に戻したかった。』 上は庵野秀明の朝日新聞be上の発言。新劇場版エヴァンゲリヲン最…

β世界線上の渚カヲル(エヴァ評論)

①はじめに ②Qという悲劇 ③新世紀エヴァンゲリオン ④オの終わりヲの始まり ⑤エンタメ路線としての新劇 ⑥相克するヲとオ ⑦僕が考える理想のQ ⑧Qの別解としてのシンゴジラ ⑨シンへの希望、そして ①はじめに エヴァンゲリオン(以下エヴァ)と聞いてアニメを見ない…