牽牛星のよろず日記

自分の興味あることを思うがまま記述したいと思います。

僕とボーリー

 

 

第0章 序

 

www.youtube.com

平気な顔で嘘をついて 笑って 

嫌気が刺して楽ばかりしようとしていた

ないものねだりブルース 皆安らぎを求めている

満ち足りてるのに奪い合う 愛の影を追っている

 

退屈な毎日が急に輝き出した

あなたが現れた あの日から

孤独でも辛くても平気だと思えた

チェルシー新オーナーのボーリー氏、グラノフスカイア氏の退任を発表 - FUSSBALL.JP

僕は脱構築中年男性ヲタクである。過去アーカイブからの引用による現状打破を目指すスタンスを示す者の挙動を追い続けてきた。サッカー界で言えばグアルディオラ。絶対的最終生産過程の構築によっての解決を示すことなくマドリーのような個人能力の即興芸というスタンドアローンで解決を図る感じにどうも乗れない中、僕を惹きつける中年男性が現れたのだった。

 

トッド・ボーリーMLBの強豪球団であるロサンゼルスドジャース(LAD)のオーナーの1人。その男はチェルシーという海外サッカークラブにおいてMLBのスキームを移植することで解決を図ろうとしている。自分はこのアプローチに強く惹かれた。

 

ボーリーのチェルシーMLBライク路線の中でどう変わっていくかを述べると同時にMLBでのトレンドやスキームや文化を紹介していくというのはどうだろうかと考え今回執筆するに至った次第である。

 

まずMLBの基本構造として全30チームを2リーグ3地区の計6つのエリアに分配しており各5チームずつのリーグ戦が行われる。

 

そうすると6チームの優勝チームが出来る、リーグ終わりの世界王者を決めるポストシーズンだと2の累乗でないと都合が悪いので、各リーグ勝率最高チームである2チームを加えた8チームでのトーナメントがシーズン終わりに開催される。

 

ここで各チームの配属先を以下に伏す。

 

アメリカンリーグ(AL)

 

東地区

ボルチモア・オリオールズ(BAL)

ボストン・レッドソックス(BOS)

ニューヨーク・ヤンキース(NYY)

タンパベイ・レイズ(TB)

トロント・ブルージェイズ(TOR)

 

中地区

シカゴ・ホワイトソックス(CWS)

クリーブランドガーディアンズ(CLE)

デトロイト・タイガース(DET)

カンザスシティ・ロイヤルズ(KC)

ミネソタツインズ(MIN)

 

西地区

ヒューストン・アストロズ(HOU)

ロサンゼルス・エンゼルス(LAA)

オークランド・アスレチックス(OAK)

シアトル・マリナーズ(SEA)

テキサス・レンジャーズ(TEX)

 

ナショナルリーグ(NL)

 

東地区

アトランタ・ブレーブス(ATL)

マイアミ・マーリンズ(MIA)

ニューヨーク・メッツ(NYM)

フィラデルフィア・フィリーズ(PHI)

ワシントン・ナショナルズ(WSH)

 

中地区

シカゴ・カブス(CHC)

シンシナティ・レッズ(CIN)

ミルウォーキー・ブリュワーズ(MIL)

ピッツバーグ・パイレーツ(PIT)

セントルイス・カージナルス(STL)

 

西地区

アリゾナ・ダイアモンドバックス(AZ)

コロラド・ロッキーズ(COL)

ロサンゼルス・ドジャース(LAD)

サンディエゴ・パドレス(SD)

サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)

 

()付きの部分は略称で、TV放映の際にチーム名の表示において都合が良いようにアルファベット3文字以内の略称で書かれることが多い。本記事においても、この略称を用いることにする。

 

第1章 GM主導

 

1-1 力学構造

 

まずサッカーでもそうだがNPB(日本のプロ野球)では監督が現場の最高責任者であり様々な権限を有しているケースがベターであり、監督が補強から選手運用も行うのでチームを呼ぶときに監督の名前を前につけるケースが多い(原巨人、ペップシティ)がMLBではあまりない。

 

その理由はとてもシンプルで監督の権限がそれほどないからである。まずGMを中心に戦力を固めてスカッドを形成。そして作られた陣容を監督が最大化する。これが基本方針となる。なのでチームの顔は監督ではなくGMなのだ。

 

GMが打ち出す基本方針と運用次第でチームの運命は変わる。この力学構造はMLB特有でありNPBにおいてもGMと呼ばれる職を設置することはあるが大抵がうまくいかない。それは監督が神聖不可侵の職域を犯されたと判断してトラブルになるケースが後を断たないからである。

 

例えば中日ドラゴンズ最後の全盛期を作り上げた落合博満は監督退任数年後にGMに就任しコストカット路線と人員整理に着手する。その中で監督の谷繁とは何度も軋轢が噂され、ドラフト当日に指名選手を知ってびっくりしたという谷繁の言葉を聞くにGMを”本来の意味”と認識していた落合と日本流のものと認識していた谷繁との理解の不一致が招いた悲劇であり、その後は中日ドラゴンズは光がさすことなく終わりのない低迷の中にいるわけである。

 

ちなみに立浪政権においても打撃コーチの中村ノリと指導方針をめぐって衝突したが、これも落合GM時代の反省が全く活かされていないと言わざるを得ず、結局のところ互いの権力、アクセス権の限界を明確に定めずにやってしまっていることが挙げられる。理解の余地を残すルールなど混乱のもとなのだ。

 

ルールや言葉は本来の意味を理解し組織の中で共通認識として持っておき互いの不可侵領域を決める、それがないのが中日の低迷の本質と思えてならないが。

 

横道に逸れたので話を戻そう。

 

GMを中心に戦力を固め、監督はリクエストは出せても従う義理はない。監督はヘッドコーチ、つまりはコーチ頭でしかないのだから。有能なGMは弱小チームを変革するし、無能なGMは黄金期を簡単に壊してしまう。GM次第でチームはいかようにも変わる。これがMLBなのだ。

 

1-2 CHEにおいて

 

このMLBライクなGM中心構造をインストールする可能性はある。なので監督に求められるキャラクターは与えられた戦力の最大化を図るノンポリ指揮官が理想と言える。

 

その意味でトゥヘルは最適な人物であったのだが、GM不在で事実上のGMを担っていたボーリーらからの過干渉が気に食わなかったらしく辞任した。ただ彼のこれまでの衝突を考えるとGM権力集中型であれば戦力補強に対して公の場でも平然と批判し衝突していたろうし遅かれ早かれなのだろう。

 

さきに述べた落合と谷繁の一件を見ても分かるように業界に染まりすぎているとアクセス権の変更は受け入れ難いものがあるのだろう。そうなると求められる監督像は保守的な思想に染まらず目の前の仕事にのみ集中し最大値を出すことだけにしか興味のない人物となる。

 

またGMとしては噂されているように、マイケルエドワーズ招聘となれば、エドGMを基軸とした組織が出来るだろう。何の因果か彼の前職場はBOSと関係のあるオーナーのいるLIVでSDとして黄金期をもたらしたので次はLADということなのだろうか。

 

まずエドはデータ分析の人としても知られている。トラッキングデータといった定量的指数の分析と活用が得意で分析官としてのキャリアで培った経験で独自の視点と合理性をもってLIVを復権させてみせた。

 

エドの獲得した選手たちはLIVの黄金時代を形成するわけであるが、おそらくボーリーはエドマネーボールを見ているのかもしれない。この辺は後述するのでひとまずここで結びを与えよう。

 

第2章 契約と移籍

 

2-1 高騰する市場

 

MLBのトップ選手の年俸は非常に高い。特にトップ層の年俸は積極投資を行うチームの到来によって高騰している。トップのシャーザーで年俸4000万ドル超えで、4000の大台はトップランカーのデフォになってくると予想される。

 

このように近年どんどん上がり続ける選手の年俸は球団幹部の頭を悩ませている。選手は高額年俸を目指してFA市場で勝負し続ける。誰だってそうだ、金は沢山払って欲しいが沢山払いたくはないのだ。

 

MLBではアクティブロースター(1軍くらいに思ってくれれば大丈夫)に6年いればFAとなる。ある程度育ちさぁ黄金期という時に選手はFA市場で高額年俸を目指して大勝負に打って出てしまう。なのでどうせ放出するならとFA前年にトレード放出で若手有望株(プロスペクト)と交換してしまえというのもよくある話だ。

 

チームに残留させるには自軍を除く29チームの札束構成と相対しなければならず、そんなことをしていると無尽蔵に金銭が出ていくので大変である。この高騰し続ける市場において毎度毎度的確な判断を下すべく、残すのか、トレードか、を延々と考え続けるのは嫌だ。そう考えるのは当然である。

 

この問題に最近、一つの解答が提示されている。

 

それがプロスペクトロックアップである。

 

2-2 ATLの戦略

 

その代表格が、2021年シーズンの世界王者ATLである。

 

アレックス・アンソポロスGMの典型手法、プロスペクトを囲い込むことで高騰する市場での安定的な立ち振る舞いを見せている。

 

アクーニャJr 8年1億ドル

オルソン 8年1億7000万ドル

ライリー 10年2億1000万ドル

ハリス 8年7200万ドル

マーフィ 6年7300万ドル

ストライダー 7年7500万ドル

アルビース 7年3500万ドル

 

これを見ても分かる通り、ATLは若手選手と長期契約を組んでいる。どうせFAになれば高額を放り込むのだ。それならばプロスペクトとして将来球界を代表すると見込める選手には早期に長期契約で囲い込むことでロングスパンでのチームビルドの安定とチームへの帰属意識の獲得を可能にするのだ

 

このロックアップはATLに限った話ではない。大谷翔平と共にこれからのMLBを引っ張っていくと言われていたタティスJrは14年3億4000万ドルという契約を手にしている。高騰する市場において先手先手で金を出して繋ぎ止める、というのはよく使われる手法なのである。

 

2-3 CHEにおいて

 

そしてCHEも早速移籍市場では異例の長期契約が続いている。

 

フォファナ  7年

ムドリク  8年半

バディアシル 6年半

チュクエメカ 6年

ククレジャ 6年

 

見事なまでのプロスペクトロックアップである。これは減価償却のメリットもあるのだろうが前述の安定的政権運営や海外サッカー界での金満球団の台頭も考えると今のうちから手をうつということなのだろう。

 

しかし海外サッカーでは長期契約を組んでも一定の束縛こそあれ契約途中での移籍は日常茶飯事のため束縛力がどの程度発揮されるのかは注意が必要だ。

 

また選手補強に関してはMLB同様にFA前のトレードのように、マウントをトレードの弾にする可能性があると自分はずっとみている。GKかCFを釣り上げるためにマウントや余剰戦力を用いたトレードもあるのではないだろうか。

 

イブラをエトーと4000万ユーロで獲得したペップバルサのようなビッグディールに期待したいところである。

 

第3章 セイバーメトリクス

 

3-1 OAKのマネーボール

 

ビリービーンGMの名前を聞いたことはあるだろう。『マネーボール』という映画で描かれた弱小チームOAK大進撃の物語は多くの人々に興味を抱かせたはずだ。マネーボールはわかりやすく言うとマイナー定量的指数を用いたゲームハック戦略である。

 

当時はあまり評価されていなかった出塁率長打率といった数字に注目し、あらゆる統計数値を用いて上位層が見逃してる掘り出し物を集め当時弱小だったOAKを躍進に導いたのである。

 

そしてこうした定量的数値の評価方法としてセイバーメトリクスが知られている。今ではMLBでも様々な定量的指数を見ることが可能で、選手の本質を図る基軸は様々存在しており、好き嫌いや感覚的な部分といった定性的評価基軸を捨て去る目的で導入されたのに、自分の好きな定量的指数を用いた意見表明が可能となってしまい、本末転倒感は否めないのが実情である。

 

このマネーボール戦略は多くの球団で模倣され、データ野球の時代の流れは他の競技にも浸透していった。

 

3-2 CHEにおいて

 

そしてボーリーもロナウド獲得を考えた際にもトゥヘルに量的指数を用いた提案をしたそうで、この流れはより強まるかもしれない。

 

特にCHEは若手選手大量レンタルといったそもそもプロスペクト収集には長けた集団である。なのでセイバーでかき集めるというよりも聞いたことのない選手を引っ張り一定の戦力に仕上げて転売し換金するのが現実的に思える。

 

またセイバーではないが人事評価においても定量的指数を用いた運営をしていくと考えられMLBのような役職の細分化は更に進むと考えられる。

 

意外な人物の幹部起用や掘り出し物選手の育成、更には契約査定における基準の見直しやこれから様々な変化が見られることだろう。

 

第4章 MLBトレンド

 

ここで少し野球寄りに話を振ろうと思う。今MLBで起こっていることを少しお話ししようと思う。

 

4-1 シフトとフライボール

驚きの守備隊形がメジャーで出現 極端なシフトは野球の本質を変えてしまうのか | Full-Count

セイバーや統計分析の発達で各打者の打球方向の傾向の知見が集まってくると極端なシフトを形成する球団が増えた。そしてこのシフトは守備側の極端なワンサイドへの圧縮を必要とするためサードがショートになったりセカンドがショートになったりするため何が起きるかというとUT(ユーティリティ)性の要求である。

 

攻撃は主に、出塁、拡大、得点、このサイクルで行われると思われてきた。しかし拡大フェーズにおいてバントで送るワンアウトのリスクを取るよりも、いっそ出塁と拡大を1人でやればいいのでは、という発想が生まれた。それが産んだのが2番性の喪失である。野球では好打者は3番4番5番に並べクリーンナップと呼ばれてきた。しかし今ではこのクリーンナップをずらして2番3番4番に並べコアと呼ぶ風潮がある。

 

送るだけの2番はいらない。バントをするのではなく1番が二塁打を打てばいい。そうすれば2番には”3番”を置けばいい。この2番打者最強説はNPBにおいても流行の兆しをみせ2019年シーズンの巨人ジャイアンツは2番坂本はチーム3冠王に輝く活躍を見せた。

 

そしてこうした守備側のシフトに対抗するために考えだされたのがシフト破りの最適手である内野手の頭を越える打球を放てばいいというシンプルアンサー。これがフライボール革命である。

 

そしてフライボールでヒットを生むためにバレルゾーンという最適打球角度が提唱され邪道と言われたアッパースイングが再評価され始めた。アッパーだと速球に詰まってしまうので、そこに対応するために筋力トレーニングが向上しムッキムキの打者が増えていった。

 

また前述したシフトによるUT化も合わさり、コアを担いながら複数のポジションを守ることの出来るコアUT選手も出現したのである。

 

4-2 最適投球デザイン

 

こうした打者の進化に合わせてよりアッパースイングに対抗するために速球で詰まらせられるように出力の向上が求められた。そしてストレートと思わせて大振りしてきたところで少しずらすような変化球であるカットボールツーシームを使う投手も非常に増えた。アッパーの弱点でもある高めに弱いという点に着目し、低めよりも高めの方が被打率を抑えられることも判明し、高めの4シーム、同じ位置から落とすパワーカーブの組み合わせもよく見られるようになった。

 

そして一つの到達点を見せたのが当時NYMのデグロム(現TEX)である。常時100マイルクラスの高出力直球と鋭く曲げ落とすスライダー。彼はこの2球種のみで構成されるピッチデザインである。早い話が今の投球の極致がここにある。速い球とストレートの軌道に漸近しながら手元で曲げ落とす球を投げることが理想なのだ。

 

このように打者を仕留める出力に求められるレベルが向上したことで、長いイニングを投げさせるよりも短いイニングを全力で投げていくのをリレーする方が良いのではという提案から純正先発を用いずに中継ぎ投手のみで試合を完遂するブルペンデーやオープナーも流行した。

 

このストレートの軌道のことをピッチトンネルといい、このトンネルに沿わせつついかに手元で曲げ落とすかが求められ、スライダーとカットボールの中間球のスラッターとシュート方向に曲げ落とすスプリットの鏡面構造のデザインをスラットスプリット型投球法として日本の野球クラスタの間ではよく用いられている。

 

高出力ストレートはマストとして、スライダーとチェンジアップを投げるのがよく見るMLBの支配層投手である。

 

更に高速微小変化球に目が慣れてきたバッターに対して現在は大きく横に曲がるスライダーをスイーパーと呼び注目されている。ポップフライを打たせることが出来る変化球であり、フライを打たせても抑えればいいのだという新たな提案と言えよう。

 

4-3 海外サッカーへの応用

 

こうした守り、打つ、投げるが相互に作用しながら独自の変化と攻略法が伝播し浸透していくのを見てきたが、これはサッカー界にも通づる話である。

 

例えば2番最強論というのは、いわば繋ぎのアウトソーシングであり、1番打者が出塁と拡大を担うことで2番打者を使うコストを減らすことが出来ている。サッカー界においてもかつての専門主義的な考えは捨て去られ、DFやGKの選手であっても繋ぐことが求められるようになってきた。

 

最適配置と柔軟な移動が進む無秩序度合いをもたらそうとするとMLBのシフトのようにUT選手は増え、彼らを生かした異常挙動はペップシティ、クロップリバプールでも見えるし、UTを生かした特殊変形は今や当たり前の光景である。

 

また中盤に選手を割くよりも前線に5枚並べた方が良いのではないかという観点から仮想5トップ形成が支配的だ。MCIは505、LIVは307と中盤性を後方に移行させることで前後を完全に分断させた方式にトライしているように見える。それはペップバルサ以降のデザインプレーへの対抗としての守備ブロックの向上にある。だからこそトランジション時の攻守局面を制することが重要とされるわけである。

 

個人能力の即興芸であるハーランドとデ・ブライネの2人という高出力を用いて繋ぎを後方5人に任せて”アンチ中盤”的なシステムの中で両翼には独力保持進撃出来るタイプを並べてみたりと非デザインと支配理論の両立という意味でMCIは非常に面白い試みをしていると言える。

 

ここから先の欧州サッカーはトランジション領域における支配に至るはずだ。そしていずれはセットプレーしか得失点が生まれないという時代が来ると予想している。オープンプレーの消滅という未来がやってくるのではないか。

 

そうなった時にAIやテクノロジーを使って最適なプレー選択が提案されるかもしれないし、そういった次の進化は他分野を横断するような特異性の中から生まれるような気がしている。それをボーリーのチェルシーがもたらすならそれは本当に面白く感じる次第である。

 

まとめ

 

ここまでつらつら書いてきたがボーリーに自分が強い興味を惹かれるのは他分野横断による特異的アプローチによって問題解決を図ろうとしているからだ。チェルシーは今、混迷の中にいる。成功したと思えば暗黒が始まり、知らない間に暫定監督によって大耳を掲げている。

 

この謎クラブにボーリーがやってきた。掴み損ねた栄光を確たるものとするためにLADのオーナーがやってきた

 

果たしてMLBナイズ路線は成就するのか。大いに期待している。読者様がチェルシーサポーターでなくとも、今のチェルシーには一見の価値があると思うのだ。この蒼きカオスの行き先を私と共に追ってみようではないか。

 

世間はW杯日本代表の活躍から三笘女子がブームらしい。しかし、そんなキラキラしたものなど自分は求めていない。誰もみたことのない景色を過去からの引用で解決する脱構築スキームこそ最高の喜びなのだ。ペップが嫌いになったわけではないし、彼の出した結論も納得は出来る。しかし、僕は何か違う、どこか違和感があるのだ。

 

僕を惹きつける新たな革命家を追い続けたいと思う。彼が失敗しようともどれだけの罵声に包まれようとも僕は彼を見捨てはしない。ありふれた日常に輝きを与えてくれた、心を奪われたのだから。don't you give upである。

 

本郷猛とは悲劇そのものである。改造実験を受け、元の人間には戻れなくなってしまった。そして彼は自身の同族を殺し続けることで人間に貢献している。しかし私は問いたい。本当にこれでいいのか。誰か1人が犠牲になり全てを背負うなんて

 

それが美談なのか

それがヒーローなのか。

 

仮面ライダーがいなくてもやっていける世界こそ本当に我々が大事にすべきものなのではないだろうか誰かを仮面ライダーにするのではなく、全員で仮面ライダーになる、それこそ我々に求められていることなのだ。

 

脱構築中年男性を見続けたせいで、普通のサッカーでは興奮出来なくなった。LBにエデルソンを使えと異常発言を繰り返している。もう元の人間には戻れなくなってしまった僕も仮面ライダーなのかもしれない。

 

でも、それでいいのだ。僕は仮面ライダーとしては運動神経はないかもしれない。でも僕はライダーなのだ。本郷1人に全てを背負わせはしない。

 

だからこそ、僕は、、、


ボーリー

ボーリー男子と名乗らせてもらおう

 

素人オーナーと罵られても

僕はボーリー男子という名の仮面ライダーなのだ。

 

牽牛星はボーリー男子である。

三笘女子たちは世界制覇を企む悪の秘密結社である。

ボーリー男子は人間の自由のために三笘女子と戦うのだ。

 

 

付録

 

学習が捗るMLB系YouTuberさんを紹介します。

 

116wins さん

www.youtube.com

 

MNsports さん

www.youtube.com

 

Nuts_野球心中 さん

www.youtube.com

 

メジャトピ さん

www.youtube.com